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フードバンク関西ニュース
2005年11月23日 第7号 |
2005年11月23日発行
NPO法人フードバンク関西
事務局
尼崎市南清水37-14
06-6496-4077
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| フードバンク関西は食品関連企業から余剰食品を受取り、支援を |
| 必要とする人達を支える非営利団体にそれらを無償提供する活動をしています。 |
第2回通常総会を11月20日に開催しました。
平成16年度事業報告、平成17年度の事業計画を発表します。
平成16年度事業報告
(1)事業活動の状況
フードバンク関西は、平成15年2月から約1年間の準備期間を経て、平成16年1月20日兵庫県知事の認証を得、同月26日NPO
法人格を取得し、法人として活動を開始しました。 去る平成17年8月31日をもって第2期会計年度を終了する事が出来ま
した。 当法人は、食料関連業者から余剰食品を回収し、社会福祉施設や生活困窮者の自立を支援する非営利団体にこれら
回収食品を無償提供することを事業目的として、尼崎市に事務所を構え、阪神地区で事業を展開しております。
この活動を通して、食品として価値をもつ余剰食品の有効活用を図ると共に、生活弱者を支える非営利団体を支援することで、
より多くの人がより豊な生活を楽しむことができる社会の実現を意図しています。
当期、私達は、フードバンク活動が関西地域に真に定着するためには、現在の余剰食品提供企業が少数の外資系企業に
偏っている事を是正し、もっと多くの企業にも私達の活動意図を伝えてフードバンク関西の事業に参加を訴える必要性を感
じ、食品関連企業を対象に活動趣意書を作成し、尼崎、西宮、伊丹、神戸市に事務所を構える74社に郵送しました。
それに応えて、株式会社ジャパン・フード・サービスから鶏肉調理済み加工食品の無償提供の申し出があり、6月から週
1~2回、20~200㎏程度の食品提供が開始されました。これは関西地域にフードバンク活動が根付く大事な一歩
となります。
これにより、私達が取り扱う食品は、野菜果物類、パン類、乾麺、鶏肉加工品と種類が拡大し、特に低栄養に苦しむホーム
レスの生活支援をするシェルター等に蛋白質食品を分配する事が可能になった意義は大きいと考えます。
余剰食品の回収は、月曜日~土曜日の週6日間、ボランティアが交代で作業にあたり、日々回収する余剰食品の取扱量は、
鶏肉加工品が加わった事と今までの提供企業からの引取り量の増加により、本年6月以降は毎月の合計量が4トン近くになる
状態が続いています。
これら余剰食品は、本年度末時点で神戸市内の児童養護施設7ヶ所、身障者共同生活ホームと通所作業所5ヶ所、母子緊急
生活支援施設2ヶ所、ホームレス緊急生活支援施設と炊き出し団体2ヶ所、老人介護施設1ヶ所の合計17ヶ所の非営利福祉
団体にボランティアによって定期的に搬入され無償で提供されており、延べ受益者数は2500名を越えると考えられます。
大規模商業施設からは食品だけでなく生活雑貨品の無償提供がありますが、これらは主に母子緊急生活支援施設に運び無償
提供されており、自立生活を築くための努力を重ねている母子生活者の大きな助けになっています。
前年度に大型商業施設との協働で開始した作業所生産品バザー「来て、見て、買ってね!」は、本年4月にその商業施設の
経営企業が変わり、存続が懸念されましたが、新しい経営責任者との交渉の結果、引き続き2ヶ月に一度の頻度で定例的に
開催する事の承諾を得る事が出来、継続が可能になりました。このバザーは身障者通所作業所の手作り製品を一般購買者に
販売する貴重な機会となっており、それが定例的に開催可能となった意義は大きいと考えられます。
朝日新聞が「声」の欄に「もったいない」をテーマに投稿を募集していた機会を捉えて当ボランティアが投稿したフード
バンク活動を紹介した文が採択されて3月に掲載された事、そしてそれが毎日放送の担当者の目にとまり、私達の活動が
取材され、6月に持ち番組で活動が紹介された事は、大変幸いな事でした。
また、[連合・愛のカンパ]から必要経費の助成を受け、公式ホームページを5月末に立ち上げる事が出来ました。その際、
技術面の有償サポートをNPO法人身障者情報ネットワーク尼崎にお願いした事は、今後NPO法人間での相互協力の一つの
あり方になると思われます。
昨年に続き、本年7月末には当法人と関係深いホームレス支援NPOを通じて健康調査時の朝食提供の依頼があり1週間に
わたり1800食を提供しました。
1月末、私達は「ひょうごボランタリースクウェア21」での「元気アップアワードこつこつ部門」で入賞する事が出来、
賞金と活動紹介の機会を与えられました。また、ジョンソンエンドジョンソン株式会社の社会貢献委員会から昨年に続き活動
費の支援を受ける事が出来ました。これらは地道に日々努力を続けている私達への皆さんからの評価とありがたく感謝して
います。
今後とも正会員、賛助会員並びに余剰食品を提供してくださる企業の方々を含め、ご関係の皆様方には一層のご支援と
ご鞭撻をお願い申し上げます。
平成17年度事業計画
Ⅰ 余剰食品の回収と、非営利団体への無償提供事業について
平成16年度に引き続き本年度も、フードバンク関西は関連業者から余剰食品と余剰生活用品を回収し、社会福祉施設や生活
困窮者の自立を支援する非営利団体にこれら食品等を無償提供する事業を継続し発展させます。
即ち、フードバンク活動への理解と支持を広げるために、より多くの食品関連企業、生活用品取扱企業等に、私たちの活動意図
を広く伝えるための具体的働きかけを続けます。その過程で、私達が主張している資源の有効活用と使い捨て社会への再考を
訴え、その具体的な実践としてフードバンク関西との協働を呼びかけます。
余剰食品の受け取り非営利団体については、現在食品を提供している団体への支援を続けると同時に、他にも援助を必要とし
ている非営利団体との協働の可能性を模索し、社会的に広がりをもつ活動へ発展していく努力をします。
平成16年6月以降、食品取扱量が飛躍的に増加したことによるボランティアの作業量の増加を解消するため、デリバリー活動
に従事するボランティアを増やす努力をすると共に、新しい食品一時保管施設の確保も視野に入れながら、最も効率的な活動
形態について検討していきたいと考えています。
また、この事業に対する社会全体からの理解と支援を得やすくするため、認定NPO法人の資格を得る準備に入ります。そして
なるべく早期に認定NPO法人となりフードバンク関西への企業や個人からの寄付に対し税法上の優遇措置が受けられる資格を
もつ団体へと進化したいと考えます。
Ⅱ 身障者作業所生産品バザーへの取り組みについて
平成15年3月から、フードバンク関西が、余剰食品の提供業者であるカルフール尼崎店と食品受け入れ団体の身障者通所
作業所との間をつないで、カルフール尼崎店の1階商業スペースの一部を無償で借り受け、2ヶ月に一度の頻度で出店料無料の
作業所生産品バザーの開催を実現できた事は、フードバンク関西の社会貢献のもう一つの形として画期的であったと考えます。
平成17年4月に店舗の経営主体が変わった際も継続者と交渉し、このバザーの継続が将来的にも可能となりました。引き続き
このバザーを、出店する各作業所の一般購買客への貴重な販売活動の場として、また生産品のレベルの向上と営業力のある
生産品製作のための情報収集や研究の場として、有意義な機会であり続けるよう、主催者としての努力を続けていきます。
これからも、フードバンク関西の活動を通じて新たな非営利団体間のネットワークを作り、参加者が互助的に貢献しあう
企画を創造していきます。
Ⅲ 新規事業の開始準備について
フードバンク関西の一番深刻な問題点は、事業に必要な運営資金を如何に確保するかという事です。正会員そして賛助会員の
方々の深いご理解とご支援による会費と寄付によって年間運営費のほぼ半分は賄ってきました。それに加えて過去2年度にわたり、
私達は幸いにも大型設備購入と運営費の二つで、民間福祉財団から多額の助成金を受け取る事が出来、それを基に現在の余剰食品
回収と分配の仕組みを確立することができました。
将来の理想としては、フードバンク関西の活動に協賛する会員を大幅に増やし、その年会費と寄付だけですべての運営費を賄える
ようになる事ですが、現実の問題として、非営利活動への寄付がまだ社会の一般的慣習ではない日本では、それだけを当てにして
事業展開を図ることには限界があります。また、受け取れる確証のない助成金依存の運営では、具体的な長期展望を立てることが
できません。
そこでフードバンク関西においても、収益性を備えた新事業の展開を準備する事が火急の案件でした。そこで本年度から、この
新規事業の開始に向けて、本格的な準備に入ります。一つの候補として考えられる事業は、個人の技術や能力を生かす有償ボラン
ティアの活動により、高齢者や手助けを必要とする方々に、良心的な生活サービスを有償で提供する事業です。さしあたり本年度
中に新規事業の構想を確立し、必要な調査、試行を開始します。多くの会員そしてボランティアをはじめとする関係者の皆様の
アドバイスを得ながら、当初は小規模でも、フードバンク関西の誠実なマネージメントにより、近い将来定年を迎える団塊の世代
の方々に今まで培った技術や能力を活かす活動の場を提供し、助けを必要とする高齢者や一般の方々の多面的な需要に応える事業
となっていけるよう、前向きに研究、模索していきます。
ファイザープログラムからの助成決定
去る6月に応募していたファイザー株式会社の社会貢献事業ファイザープログラム事務局から11月下旬に連絡があり、
フードバンク関西の「余剰食品の有効活用による生活弱者支援に取り組む非営利団体の支援事業」に対し2006年の
助成金支給が決定されたとの事です。
取り扱い食品の量と種類の増加に伴い、デリバリー作業にあたるボランティアの仕事量が増加し、作業の負担を少なくする
ためにデリバリー作業の効率を向上させることが早急に解決しなければいけない課題でした。そのためには神戸寄りに冷蔵
設備をもった倉庫兼車庫を第2拠点として新設する必要に迫られていました。そこで、ファイザープログラムに第2拠点
新設のための助成金申請をしていたのです。
フードバンク関西がこのような幸運に恵まれるのも、私達の活動への皆様の深い理解と協力とご支援の賜物です。毎日休まず
地道に活動している事を、このような形で評価していただき、強力に支援していただく事をボランティア一同、大変嬉しく
感謝の気持ちでいっぱいです。
皆さんの大きな励ましに応えてご期待に沿えるように、また明日からの努力を重ねていきたいと思います。
フードバンク関西の最近の活動 毎日のデリバリーに加えて下記の活動や行事をしました。
7月17日 第9回「まちの作業所生産品バザー」カルフール尼崎店1階モール
バザー会場で第25回理事会およびボランティアミーティング
7月25日~8月3日 大阪市西成区輪番労働者健康調査朝食提供(1800食)
8月20日 第26回理事会およびボランティアミーティング 尼崎労働福祉会館会議室
8月31日 フードバンク関西平成16年度末。2回目の年度末を無事迎えました。
9月1日 フードバンク関西平成17年度スタート。
9月17日 土谷さん、神戸東灘でフリーマーケット出店 皆で手伝いをしました。
9月25日 第10回作業所生産品バザー「来て、見て、買ってね!」
バザー会場で第27回理事会およびボランティアミーティング収支決算報告
10月8日 第28回理事会およびボランティアミーティング 尼崎労働福祉会館
平成16年度事業報告と会計決算報告を理事会承認
10月15日、16日 神戸クラブ・グローバルチャリティフェスティバル参加 今回は手作りおもちゃ
(泳ぐ折り紙金魚、やじろべえ、鳥の笛)を作って遊びました。
芦屋市呉川町で第29回理事会およびボランティアミーティング
平成17年度事業計画と予算を理事会承認
11月17日 ファイザープログラム(ファイザー株式会社)から助成金支給の連絡
11月20日 尼崎労働福祉会館大会議室で第2回通常総会と懇親会
2005年余剰食品総受取量 1月 2584kg 2月 1587kg 3月 1710kg
4月 2041kg 5月 1764kg 6月 4728kg 7月 3618kg
8月 3818㎏ 9月 3496kg 10月 4870㎏ 11月 4907kg
http://foodbankkansai.web.infoseek.co.jp
フードバンク関西の公式ホームページが出来ました。